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低温やけどについて

[2021.02.01]

毎日肌寒い日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。この季節に多い皮膚疾患の一つに“低温やけど”が挙げられます。

今回は“低温やけど”について詳しくご説明させていただきます。

 

低温やけどとは?

体温より少し高めである40℃~50℃のものが原因で起こるやけどの事です。多くの場合、カイロや湯たんぽ等の暖房器具に長時間触れ続ける事によって起こります。

高温なものによるやけどと比べると火傷をした時の衝撃が少なく放置してしまうケースがありますが、長時間接触していても熱を感じにくい分、やけどがゆっくり進行し気づいたときには真皮や皮下組織にまで及んでいる場合があります。

 

低温やけどの原因となるものと対策

・貼るタイプのホカロン

必ず衣服の上から貼り、定期的に貼る位置をずらしましょう。また貼ったまま就寝する事もやけどの原因になります。

・湯たんぽ、電気あんか

タオル等に包んでも長時間足に触れる事によってやけどを起こし、翌朝水膨れになってしまうケースが多いです。

就寝前に寝具に入れて予め温めておき、就寝時に取り出す事によりやけどの防止になります。

・ホットカーペット、電気毛布

一晩中付けっぱなしで寝てしまうとやけどの原因になります。温まったら電源を落としたり、温度を下げる等して調整しましょう。

 

見た目も分かりにくく一見軽く考えてしまう低温やけどですが、気付いたら早めに治療をする事が大切です。適切な治療を受ける事により跡が残る可能性も少なくなるので,低温やけどになってしまったら早めにご相談ください。

低温やけどのイラスト

 

 

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