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AGAについて

[2019.12.23]

AGA(男性型脱毛症)とは‥

人の髪の毛は、「成長期」→「退行期」→「休止期」という3つの期間を繰り返します。これをヘアサイクル(毛周期)と呼びます。成長期は2~6年間あり、その間に髪は太く長く成長します。
そして成長が終わり退行期に入り、休止期を迎えて髪の毛は抜け落ちます。髪が抜けた毛根は再び成長期に入り、新しい毛が太く長く成長をします。
AGAが発症すると、通常は2~6年の成長期が数ヶ月~1年程度と大幅に短くなります。その結果、AGAの人の髪の毛は十分な太さ・長さに成長する前に抜け落ちてしまいます。
生えている髪の毛は細く短い軟毛が多くなり、頭皮が透ける、ボリュームがなくなるといった状態になります。
AGA(男性型脱毛症)の発症は、男性ホルモンと深く関わっています。人間の体内にはテストステロンという男性ホルモンがありますが、このテストステロンは5αリダクターゼという酵素により、ジヒドロテストステロン(DHT)に変化します。DHTが毛乳頭細胞にある男性ホルモンの受容体と結合すると、毛母細胞の成長が抑制されてしまいます。
5αリダクターゼには1型と2型があります。
1型5αリダクターゼは側頭部や、後頭部の皮脂腺に、2型5αリダクターゼは前立腺、前頭部、頭頂部の毛乳頭にあります。2型5αリダクターゼが毛乳頭にあることが、薄毛や抜け毛の原因であることがわかっています

◎プロペシア

プロペシアは萬有製薬株式会社(現MSD社)が開発した薬で、2005年に発売されています。
主成分はフィナステリドで、AGAの原因であるDHT(ジヒドロテストステロン)を抑制する効果があります。
●DHT(ジヒドロテストステロン)の抑制
DHTは、強力な男性ホルモンの一種で、テストロンに5αリダクターゼが結びつくことで誕生します。
このDHTですが、発毛に関わる毛乳頭細胞の男性ホルモン受容体と結合、髪の成長を阻害してしまいます。そのため、髪の成長期が短く、退行期に簡単に抜毛してしまうようになってしまうのです。
AGAの原因であるDHTを生成するのに必要不可欠な5α還元酵素を阻害することでDHTの生成を抑制します。これにより成長期が長くなり、細くなった髪の毛にコシが生まれ、休止期にある毛穴から毛髪が成長するため、AGA改善の効果が期待できます。
ヘアサイクルを考えると、一般的に半年~1年ほどで効果を実感できます。

◎ザガーロ

2016年6月に発売された新しいAGA治療薬です。ザガーロに含まれるデュタステリドには、5αリダクターゼを阻害する作用を持っているため、ヘアサイクルをスムーズにする効果があります。男性ホルモン作用が原因の 男性型脱毛症(AGA)が改善されて成長期の期間を伸ばします。
また、1型と2型の両方を抑制することで効果を発揮します。したがって、ザガーロにはテストステロンをジヒドロテストステロンに変化させず、ヘアサイクルを守る効果がある薬、と言えます。

ミノキシジル
ミノキシジルとは、リアップシリーズの発毛剤の主成分で、壮年性脱毛症における「発毛」と「脱毛(抜け毛)の進行予防」の効果が認められています。また、ヘアサイクルの変化により小さくなった毛包に働きかけ、大きく深く成長させることにより、細く軟毛化した毛髪を太い毛に成長させます。毛髪の成長をつかさどる毛包を大きく、深くするミノキシジルの作用をディープグロース効果と呼んでいます。

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