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脂漏性角化症とは

[2020.05.18]

脂漏性角化症とは?

脂漏性角化症とは、別名を「老人性疣贅(ろうじんせいゆうぜい)」と呼び、20代以降から出現する肌の老化現象によるイボです。
特に40代~50代にかけて、脂漏性角化症が増えてくる傾向にあり、80歳以上の高齢者にはほぼ全員に見られます。
また20代の若いうちに見られる場合は、遺伝的な要素もあると言われています。

原因は?

脂漏性角化症の大きな原因としては、「紫外線によるダメージ」が挙げられます。
これは肌の老化現象の一つの「シミ」と同じメカニズムとなっています。

通常、紫外線を肌に浴びると、肌の一番上の表皮でメラニン色素が作られ、肌の奥の真皮まで紫外線が届かないようにブロックをしてくれます。
このメラニンは肌のターンオーバーによって肌の表面に押し出され、角質と一緒に剥がれ落ちていきます。

しかし、年齢を重ねることによって、肌のターンオーバーが衰えていくと、メラニンの排出が追い付かなくなり、少しずつメラニン色素が肌に蓄積されると、シミとなって肌に残ってしまうのです。
これを「老人性色素斑」と呼び、いくつかあるシミの中でも一番多いタイプと言われています。

脂漏性角化症は、このような老人性色素斑から出現するケースが多く、シミの表面がザラザラして盛り上がってイボができてしまいます。

どのような症状?

大きさは直径1~2cmほどで、肌色のものや黒っぽいものまであります。
こめかみや頭皮、首からでき始めることが多いですが、頬やお腹といった顔や体のあらゆるところに出現します。
通常であれば、かゆみや痛みは見られないことが多いですが、もしかゆみや痛みがある場合は、念のために医療機関を受診するといいでしょう。

治療方法は?

まず治療の種類としては、「液体窒素」と「炭酸ガスレーザー」という2種類の方法が一般的です。

「液体窒素療法」(凍結療法)はイボの一般的な治療法です。
液体窒素とは、マイナス196℃のガスのことで、これを患部に当てて急激に冷やしてイボの細胞を壊死させます。
液体窒素を患部に当てる方法としては、綿棒に液体窒素を含ませて患部に当てる方法が主流となっていますが、スプレーを噴きかけて治療する方法もあります。

当院では、「液体窒素療法」を行います

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