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痒疹とは...

[2020.06.29]

痒疹とは?

皮膚にかゆみを伴うポツポツとした赤色から茶褐色の盛り上がりが散在する病気です。
痒疹の原因として、アレルギーやアトピー性皮膚炎、虫さされ、糖尿病、妊娠など多くのものが挙げられていますが、なかには原因不明のものもあります。
また痒疹の経過もさまざまで、1週間程度で治まることもあれば、慢性的に年余にわたって経過することもあります。

原因は?

痒疹の発症原因は多岐に渡ります。虫に刺されることに反応して生じることもあれば、食事などによるアレルギー反応として痒疹を起こすこともあります。
そのほか、以下に関連して痒疹が現れることもあります。
アトピー性皮膚炎
妊娠
糖尿病
肝臓疾患
痛風
白血病やホジキン病
扁桃炎や副鼻腔炎
鉄欠乏性貧血
甲状腺疾患
HIV感染症
慢性腎臓病
薬剤(コカインやアンフェタミンなど)

ただし、こうした原因を必ずしも特定できるわけでなく、実際には原因不明のものもあります。また、痒疹の経過もさまざまで、1週間程度で治癒することもあれば、なかには慢性的に経過することもあり、経過に応じて、急性痒疹、亜急性痒疹、慢性痒疹に分類されます。痒疹は、原因によって発症様式や経過に違いが生じます。

症状は?

非常に強いかゆみが生じます。また赤いポツポツとした丘疹や小結節などの皮膚症状も現れます。こうした症状は急性でおさまることもありますが、慢性的に経過することもあります。
慢性化した痒疹では、諸症状が数か月から年単位で継続したり、皮膚が茶色く硬いイボ化するなどの変化が生じたりすることもあります。
痒疹ではかゆみにより皮膚をかくため、皮膚の一部がはがれてしまい、細菌感染を合併することがあり、伝染性膿痂疹を発症することもあります。また不眠や食欲減退につながることもあります。

治療は?

主に皮膚のかゆみに対しては、ステロイド外用薬、抗アレルギー薬の内服が検討されます。

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