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デュピクセント(アトピー性皮膚炎治療薬)について①

[2020.10.12]

◆デュピクセントとは

アトピー性皮膚炎の治療薬として初めての抗体医薬(※)で、アトピー性皮膚炎の皮膚の内部に起きている炎症反応を抑えることによって、かゆみなどの症状や、皮疹などの皮膚症状を改善します。外用剤を併用しながら2週間ごとの注射による治療を行います。

アトピー性皮膚炎の症状の改善にとても効果のある薬ですが、一定の条件を満たした患者様に行う治療であるため、当院では医師による診察とスタッフからの説明をお受けいただき、内容を十分にご理解いただいてから治療を開始しています。

※抗体医薬とは、抗体(免疫グロブリン)が病原体や異物などの抗原を認識するしくみを利用した薬剤のことを言います。正常な細胞まで破壊することがなく、副作用が少ないとされています。

 

◆治療の対象となるのは

15歳以上のアトピー性皮膚炎の患者様で、

①半年以上に渡り行った既存の治療方法で十分な効果が得られなかった場合

②既存薬に対する副作用があり、治療の継続が困難な場合

に、対象となります。

①に関しては、症状の重症度を点数化して判断する評価基準と、体表面積に占めるアトピー性皮膚炎病変の割合が規定以上であることによって、健康保険適用による治療が認められます。

痒い男の子のイラスト

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