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毛孔性苔癬について

[2020.11.30]

毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)とは思春期男女の四肢(主に上腕伸側、大腿外側)の毛孔内に角質が充満し盛り上がるため、毛孔に一致した角化性の丘疹が多発する症状のことをいいます。「さめ肌のようなざらざらした皮膚・二の腕のぶつぶつ」と表現されることがあります。

また、この症状は寒い時期に悪化することが多いです。小児期に発症し、思春期に症状が強く、30歳頃までには自然消退傾向を示すことが多いと考えられています。

◎症状

自覚症状はほとんどないことが多いですが、ときにかゆみを伴います。主に上腕伸側(二の腕)、大腿外側に毛孔に一致して点状の紅褐色の棘のような角化性丘疹が多発します。四肢、肩部、臀部に病変が拡大することが、まれにあります。

遺伝であるため、両親にも同じような症状が認められることがあります(自然治癒していく場合がほとんどです)。

◎治療

多くの場合、30歳頃には消退するため治療は通常不要です。

美容的に気になる方には、当院ではサリチル酸マクロゴールピーリング(自費:二の腕 ¥8,000)の施術も行えますのでお気軽にご相談ください。

軟膏を塗る看護師のイラスト

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