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体の不思議③青アザはどんなのがあるの?

[2022.10.17]

皆さんこんにちは!

上着が手放せない季節になりましたね。

さて今回は前回に続き体の不思議③青アザについてご紹介いたします。

 

青アザはどんなのがあるの?

日本人など黄色人種では、大部分の赤ちゃんで、お尻から背中にかけて、真皮にメラノサイトがみられます。そのため、日本人の赤ちゃんのお尻から背中にかけて青アザがあり、これを蒙古斑といいます。

 

 

 

蒙古斑は生後2歳頃までには青色調が強くなりますが、その後徐々に薄くなり、10歳前後までには大部分が消失します。

しかし約3%が成人になっても残る場合があります。また稀に腕や足、お腹や胸などこのような場所にできる蒙古斑は、異所性蒙古斑と呼ばれ、年をとっても完全に消失しません。

また顔面に生ずる青アザは太田母斑、肩から肩甲骨にかけて生ずる青アザは伊藤母斑と呼ばれこれも自然に消失することはありません。これらが一般的に青いアザと呼ばれるものになります。

 

どんな治療方があるの?

蒙古斑は自然に治りますが、他の青アザは自然に治ることはありません。

消えない青アザに対しての治療はレーザー治療が最も良く、従来から行われていたドライアイス圧抵術などは、治療後の瘢痕形成などの問題があるため現在行われていません。Qスイッチ・レーザーが効果的です。

Qスイッチ・レーザーには現在Qスイッチのルビー、ヤグ、アレキサンドライトレーザーがありますが、Qスイッチ・ルビーレーザーが太田母斑には最もよく、Qスイッチのヤグ、アレキサンドライトレーザーは瘢痕形成などの点で、やや劣ります。但し改良型のアレキサンドライトレーザーはQスイッチ・ルビーレーザーとほとんど遜色ないものになってきており、現在Qスイッチ・ルビーレーザーとQスイッチ・アレキサンドライトレーザーが青アザに対し保険の適応がとれています。

 

Qスイッチルビーレーザー

QスイッチルYAGレーザーこの2つは保険適応です。

 

Qスイッチアレキサンドラライトレーザーこちらの機会は保険適応外です。

通常これらのレーザーで数ヶ月おきに治療を行うと、一時期色が濃くなることがありますが(炎症後色素沈着)、炎症後色素沈着は、通常3~4ヶ月で自然に消失します。レーザー治療は3~4ヶ月以上間隔をあける必要があります。適切なレーザー治療を5、6回以上行えば色素斑はほとんど目立たず、太田母斑はほぼ治ったといっていいくらいわからなくなります。他の青アザにもQスイッチ・レーザーは有効ですが、皮膚の深部に存在する真皮内メラノサイトには充分なレーザー光が到達しないため、ある程度色が薄くなっても、それ以上の色調の改善が認められないこともあります。

 

 

大変申し訳ございません。

当医院では、まだレーザーはございません。

 

次回 10/24 月曜日 体の不思議④-1茶アザはどんなのがあるの?を更新いたします。

 

 

 

 

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