体の不思議④-1茶アザはどんなのがあるの?

皆さんこんにちは!

段々と秋も深まってまいりました。

さて今回は前回に続き体の不思議④-1茶アザについてご紹介いたします。

 

茶アザは表皮に存在するメラニン色素が多いために、周りの皮膚より茶色く見えるアザです。カフェオレ斑、扁平母斑、年をとって生ずるシミやソバカスとは医学的に区別されています。

まずは茶アザについてお話いたします。

 

カフェオレ斑

生まれた時に存在しますが、生後まもなく生ずることもあります。境界が明瞭なコーヒー牛乳色の色素斑で、大きさは直径0.2~20cmと様々です。10~20%の人にみられるありふれたアザですが、径1.5cm以上の色素斑が6個以上あればレックリングハウゼン病という遺伝疾患の可能性がありますので、病院で診察を受けてください。

 

 

 

扁平母斑

生まれつきの色素斑ですが、レックリングハウゼン病などの病気でない人に生じた場合は、扁平母斑と呼んでいます。一方欧米では扁平母斑は、薄い褐色斑内にそれよりも濃い褐色の斑あるいは丘疹が点状に存在するものをいい、濃い色素斑はホクロの細胞(母斑細胞)からできています。

 

 

どんな治療方があるの?

様々な治療法がありますが、必ずしも満足がいく結果は得られていません。その中で最もよい治療法は短パルスレーザー(Qスイッチ・レーザーなど)によるレーザー療法です。綺麗に消える場合もありますが、大部分はレーザー照射後に色が濃くなったり黒色の斑点が生じたりします。レーザー治療が非常に効く症例はだいたい5人に1人程度ですが、成人より乳幼児の茶アザの方がレーザーに対する反応がよいようです。

またよく効く例でも再発することがあります。

他に皮膚凍結療法(ドライアイスや液体窒素スプレーで皮膚表面を凍らす方法)や削皮術(皮膚表面を削る方法)などがあります。

※当医院には皮膚凍結療法(ドライアイスや液体窒素スプレーで皮膚表面を凍らす方法)はありますが、レーザーはございません。

 

次回10月31日

体の不思議④-2茶アザはどんなのがあるの?

内容は年をとって生ずるシミやソバカスについて更新いたします。

2022/10/24

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