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日本初、原発性手掌多汗症(手汗)治療発売について

[2023.06.01]

皆さんこんにちは!

本日より

日本初,原発性手掌多汗症治療アポハイドローションが発売されました!!

今まで手汗でお困りの方は保険の治療がなく、自費のみで治療していましたが、これからは保険で治療が出来るようになります。

 

 

 

まずは汗について説明していきたいと思います。

 

汗を分泌する器官を「汗腺かんせん」と呼んでいますが、以下の2つに大別されています。

エクリン腺:全身に存在し、交感神経(コリン作動性)により支配されている。

アポクリン腺:局所に存在し、交感神経(アドレナリン作動性)やホルモン等に支配されている。

 

アポハイドが関係するのは主にエクリン腺ですので、こちらを中心に解説していきます。

 

 

 

エクリン腺は交感神経によって支配されていますが、神経終末からはアセチルコリンが放出されているといった特殊な器官です。(通常、交感神経支配の神経終末はノルアドレナリンが放出)

ご参考までに

 

アセチルコリンがエクリン腺のアセチルコリン受容体(ムスカリンM3受容体)に結合することで発汗が促進されていると考えられています。

 

アポハイドは、主にエクリン腺のアセチルコリン受容体(ムスカリンM3受容体)を選択的に遮断する抗コリン薬で汗を止める働きがあります。

 

注意すること

1.眼の調節障害(視力障害、霧視等)、めまい、眠気があらわれることがあるので、自動車の運転

等、危険を伴う機械の操作に従事する際には注意する

2.発汗が促進される環境下では、本剤の発汗抑制作用により、体温が上昇するおそれがある。熱中症を疑う症状があらわれた場合には、適切な処置を行うこと。

3. 抗コリン作用により、胃腸の平滑筋の収縮及び運動が抑制され、消化管運動が低下するおそれがある。消化器症状があらわれた場合は使用を中止し、医療機関を受診する

 

下記の病気がある方はご使用になれません。

下部尿路閉塞疾患(前立腺肥大症等)・甲状腺機能亢進症・うっ血性心不全・不整脈のある患者・潰瘍性大腸炎・パーキンソン症状・脳血管障害・ 認知症・認知機能障害・塗布部位に創傷や湿疹・皮膚炎等がみられる患者・腎機能障害・肝機能障害・妊娠・授乳中の方はご使用で来ません。

ご注意下さい

※12歳未満の小児等を対象とした臨床試験は実施していない為安全性は不明

 

 

本4.5ml  1週間使用可

1本   700円程度 ※診察料・処方箋料が別途でかかります。

 

気になる方は当院にてご相談を承っております。

お気軽にご相談下さい。

 

 

 

 

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