鶏眼(うおのめ)とは?🐓

鶏眼(うおのめ)とは?

皮膚が円形に硬くなり、中心に白い目のような芯ができます。これは、厚くなった角質がくさび形に皮膚の奥へ侵入するためで、文字通り「魚の目」のように見えます(医学的には「魚の目」ではなく鳥の目=「鶏眼(けいがん)」と呼ばれています)。
圧迫すると痛みがあります。足の裏に発症することが多いため、痛みのせいで歩行が困難になることもあります。

原因は?

皮膚の一定の部位に摩擦や圧迫といった機械的な刺激が繰り返し加わることで、皮膚の角層(皮膚の一番外側の層)が厚くなった状態です。
繰り返される刺激に対する皮膚の防御反応ともいえ、体重のかかる足の裏や足の指によくみられます。
足に合わない窮屈な靴、革靴やハイヒールといった底の硬い靴、素足に直接履くサンダルなどが原因となりやすいようです。
また、足裏の一部だけに体重がかかるような歩き方(歩き方のクセ)、長時間の歩行や立ち仕事なども誘因となります。

どのような治療をしますか?

歩行時の激しい痛みをとる必要があるため、楔状に食い込んだ角質を除去することが必要です。ドーナツ状の金属の器具で角質を削り取る処置を行います。

対処・予防法

足に合った靴を履くことが大切です。底の硬い靴ではなく、底の柔らかい靴を選びましょう。
一部分に圧や体重がかかりすぎる靴(ハイヒールなど)を避けたり、歩き方のクセがあれば、歩き方を見直してみましょう。
靴下を履いて、靴と足の摩擦が少なくなるようにしましょう。
痛みの軽減や再発予防に、市販のうおの目用パッド(ドーナッツ型パッド)が役立つことがあります。
痛みが強い場合や歩行に支障があるような場合には、早めに医療機関(皮膚科)に相談しましょう。

2020/08/17

みずぼうそう

🌺みずぼうそうとは?
水痘(すいとう)といわれ、水痘・帯状疱疹(たいじょうほうしん)ウイルスの感染による感染症です。空気感染飛沫感染接触感染により広がり、その潜伏期間は感染から2週間程度です。
主に子供が感染する病気で9歳以下に多くみられ、ワクチン接種により感染しても軽症で済むことがほとんどです。しかし他の病気で免疫機能が低下している場合、症状が悪化することがあるため注意が必要です。また、大人になってから感染すると重症化するリスクが高いと言われています。

🌺症状
全身に小さな赤い発疹や水疱(みずぶくれ)が現れ、強いかゆみや発熱がみられます。
最初に赤くて小さな発疹が、体の中心あたりに複数現れます。それから半日くらいの間に頭、顔、腕、足などの全身に広がります。
また口の中や、まれに瞼と目の結膜に現れることもあります。

🌺治療
原因となるウィルスの増殖を抑える治療と、発熱・かゆみなどの症状をやわらげる治療があります。患者様によって様々な症状が現れるため、医師の判断のもとに症状に合わせた治療を行っていきます。

🌟すべての発疹がカサブタになるまでは出席停止となります。
登園・登校時に、治癒証明書等の提出が必要になる場合が多いので、保育園や学校等に確認しましょう!

 

アトピー・湿疹の男の子のイラスト

2020/08/03

日焼けについて②

症状
日焼けでは、紫外線を浴びた部位に一致して皮膚の反応が起こります。紫外線を浴びて数時間ほど経過すると、皮膚の発赤やヒリヒリとした痛みを伴います。日焼けの程度が強い場合には、水ぶくれが現れるこもあります。
日焼けが生じてから数日経過すると、細胞のDNA修復過程を反映して障害を受けた細胞が除去されます。たとえば、皮膚がめくれるといった症状が現れます。また、日焼けを起こすとメラニンが増殖するため、皮膚の色が黒くなる反応もみられます。

日焼けによる影響は、急性期のものだけではありません。慢性的に日焼けを繰り返すと、紫外線による細胞障害が蓄積してしまうことになります。その結果、しみやしわ、ひいては皮膚がんを発症することもあります。
日焼けは予防対策することで、大きく効果があります。
長時間日光を浴びる際は、日傘・日焼け止めなど忘れないようにしましょう

また、飲む日焼け止めも効果がありますので興味のある方はこちらをご覧ください。
当院オススメの日焼け止めこちらからご覧ください。

 

日焼けのイラスト「日焼け対策グッズ」

2020/07/27

日焼けについて①

今回は日焼けについてお話ししたいと思います。

日焼けとは
日焼けとは、太陽の光を浴びることで生じる皮膚反応のことです。日焼けでは肌が軽い火傷を起こしたように赤く変化し、ヒリヒリとした痛みを伴います。また、一過性の皮膚症状に伴い、しみやしわ、皮膚がんなどが誘発される危険性があります。

原因
日焼けは、太陽の光、特にUVBやUVAと呼ばれるタイプの紫外線を浴びることが原因で発症します。UVBはUVAと比較して波長が短く皮膚の細胞に対する影響力がより強いといわれています。UVAはUVBほど障害の程度は強くありませんが、UVBよりも皮膚奥深くまで到達しやすいという特徴があります。
紫外線を浴びると、皮膚の細胞のなかに存在するDNAが障害を受けます。DNAには重要な遺伝情報が含まれているため、障害を受けたことに反応して修復機構がはたらきます。この修復機構に関連して炎症反応が引き起こされると、日焼けが生じます。

日焼けのイラスト「太陽と女性」

 

 

2020/07/20

尋常性疣贅(イボ)とは?

尋常性疣贅(イボ)って何?

イボとは、皮膚の一部が盛り上がった小さなできものです。
原因は「ヒトパピローマウイルス」というウイルスで、皮膚の小さなキズから感染し、いぼをつくります。
うおの目やタコに似た小さなできものができますが、自覚症状はほとんどありません。
自分で削ったり切ったりせず、医療機関を受診し、凍らせて治す治療などを受けましょう。

原因は?

原因は、ヒトパピローマウイルス(HPV)と呼ばれるウイルスの感染です。
HPVには多くの種類(型)があり、型の違いでよくできる部位やいぼの形状に違いがありますが、一般的ないぼ(尋常性疣贅)の原因となるのは、主にHPV2型です。
HPVは皮膚にできた微細なキズから入り込み、3~6か月を経て、いぼをつくります。
子どもに多くみられ、キズがつきやすい手足や、アトピー性皮膚炎の子どもの場合では、引っ掻くことが多いひじやわきの下などにもよくできます。

症状は?

最も多くみられるのは手や足の指で、通常は数mm~1cm程度の小さな皮膚の盛り上がりができます。
1つだけポツンとできることもありますが、多発することもあり、集まって融合し、面に広がることもあります。
通常は、痛みなどの自覚症状はほとんどありません。
顔にできる指状疣贅(しじょうゆうぜい)とよばれるいぼは、通常のいぼと形状が少し異なり、指をすぼめたような形をしていますが、これも尋常性疣贅の仲間です。
足の裏にできるいぼ(足底疣贅:そくていゆうぜい)は、あまり盛り上がらず、ざらざらして硬くなることがあります。
放置すると時に多発して、治るまでに時間がかかってしまうことがあります。

対処・予防法

医療機関(皮膚科)でいぼを液体窒素で凍らせて除去する「凍結療法」が一般的です。
ただし、1回で完治することは少なく、複数回の治療(通院)が必要になることが多いです。根気よく治療に臨むことが大切です。
足の裏にできたいぼはうおの目と似ており、誤った判断で市販薬を用いると、時に悪化することがあります。また、自分で削ったり、爪切りで切ったりすることも控え、早めに皮膚科に相談しましょう!
いぼを触った手で別の部位(特に皮膚が荒れていたり、キズがある部位)を触ったりすることで広がるため、むやみに触らないようにしましょう!
他者への感染力は強くないため、プールやお風呂などを控える必要はありません。

2020/07/06

痒疹とは...

痒疹とは?

皮膚にかゆみを伴うポツポツとした赤色から茶褐色の盛り上がりが散在する病気です。
痒疹の原因として、アレルギーやアトピー性皮膚炎、虫さされ、糖尿病、妊娠など多くのものが挙げられていますが、なかには原因不明のものもあります。
また痒疹の経過もさまざまで、1週間程度で治まることもあれば、慢性的に年余にわたって経過することもあります。

原因は?

痒疹の発症原因は多岐に渡ります。虫に刺されることに反応して生じることもあれば、食事などによるアレルギー反応として痒疹を起こすこともあります。
そのほか、以下に関連して痒疹が現れることもあります。
アトピー性皮膚炎
妊娠
糖尿病
肝臓疾患
痛風
白血病やホジキン病
扁桃炎や副鼻腔炎
鉄欠乏性貧血
甲状腺疾患
HIV感染症
慢性腎臓病
薬剤(コカインやアンフェタミンなど)

ただし、こうした原因を必ずしも特定できるわけでなく、実際には原因不明のものもあります。また、痒疹の経過もさまざまで、1週間程度で治癒することもあれば、なかには慢性的に経過することもあり、経過に応じて、急性痒疹、亜急性痒疹、慢性痒疹に分類されます。痒疹は、原因によって発症様式や経過に違いが生じます。

症状は?

非常に強いかゆみが生じます。また赤いポツポツとした丘疹や小結節などの皮膚症状も現れます。こうした症状は急性でおさまることもありますが、慢性的に経過することもあります。
慢性化した痒疹では、諸症状が数か月から年単位で継続したり、皮膚が茶色く硬いイボ化するなどの変化が生じたりすることもあります。
痒疹ではかゆみにより皮膚をかくため、皮膚の一部がはがれてしまい、細菌感染を合併することがあり、伝染性膿痂疹を発症することもあります。また不眠や食欲減退につながることもあります。

治療は?

主に皮膚のかゆみに対しては、ステロイド外用薬、抗アレルギー薬の内服が検討されます。

2020/06/29

虫刺症って❓🐝🌳

虫刺症とは?

虫に刺されたためにかゆみが生じ、膨疹(ぼうしん)や赤い丘疹(きゅうしん)ができます。症状がひどい場合には刺された部位が赤く腫れ上がります。 通常は、長くても1~2週間で治りますが、慢性化すると刺された部位が硬くなり、痒疹(ようしん)になる場合もあります。

原因は何?

吸血性のカ、ノミ、ダニ、ブユ、シラミなどや、毒性を持つムカデ、ハチ、アリ、毛虫などに刺されて起こります。
刺されたときに、ヒスタミン、セロトニンなどを含む毒液が体内に入って、症状を引き起こします。

どんな治療をするの?

抗ヒスタミン薬を含むかゆみ止めや、必要に応じてステロイド外用薬を使用します。

 

対処・予防法は?

・刺された部位をむやみに触らず、流水で洗うなどして清潔にしましょう!冷やすことでかゆみが抑えられることもあります。
・症状が強いときや、発熱などの症状を伴う場合、虫刺されかわからない場合には医療機関(皮膚科)を受診しましょう。
・掻きむしってはいけません!さらに悪化したり、とびひに進展することがあります。
・第一の予防は虫に刺されないことです。虫よけスプレーを活用したり、レジャーなど屋外活動の際にはなるべく皮膚の露出を控える、虫が寄ってきやすい黒っぽい服装を避ける、ハチの巣などに不用意に近づかない、などが大切です。

2020/06/22

とびひ(伝染性膿痂疹)②

とびひの治療

とびひの多くが前回説明した水疱性膿痂疹です。抗生剤の軟膏を塗って、全体をガーゼで覆います。ガーゼは1日に1~2回取り替えます。
ごく軽い場合は外用で済みますが、通常は抗生剤の内服を併用します。
とびひは痒みが強いので、抗ヒスタミン薬の内服を行い、かきむしらない様に、病変が広がるのを押さえてあげることも大切です。

 

とびひを予防するには…

特に夏は入浴し、皮膚を清潔にしましょう。とびひを発症させてしまった場合も、発熱などの全身症状がない限り、入浴させ、泡だてたせっけんで病変部をそっと丁寧に洗い流します。ただし、兄弟姉妹がいる場合は、ほかの子ども達のあとで入浴させるほうがよいでしょう。入浴後は、滲出液などが周囲に接触しないように、患部に軟膏の外用、ガーゼなどの保護処置が必要です。
手洗いの励行、爪を短く切り、かきむしって皮膚に傷つけたりしないようにさせることが大切です。

 

とびひは早期に治療することで、はやくきれいに治すことができますので、いつでも当院へご相談ください。

2020/06/15

とびひ(伝染性膿痂疹)①

とびひとは?

とびひは正しくは伝染性膿痂疹(でんせんせいのうかしん)と言い、細菌による皮膚の感染症です。ブドウ球菌や溶血性連鎖球菌(溶連菌と略します)などが原因菌です。接触によってうつって、火事の飛び火のようにあっと言う間に広がることから、たとえて“とびひ”と言われています。あせも・虫刺され・湿疹などをひっかいたり、転んでできた傷に二次感染を起してとびひになります。

 

とびひの種類

とびひは大きく2種類に分けられます。1つは水疱(みずぶくれ)ができて、びらん(ペロッと皮膚がむける)をつくることが多い水疱性膿痂疹、もう1つは炎症が強く、痂皮(かさぶた)が厚く付いた痂皮性膿痂疹です。

①水疱性膿痂疹

 水疱性膿痂疹は、黄色ブドウ球菌が原因で、この菌が産生する毒素が皮膚を侵すことによって起きます。乳幼児・小児に好発し、特に初夏から真夏にかけて多く発症します。 虫さされやあせも、擦り傷の部位をひっかいて、感染を起こすことが多いです。

②痂皮性膿痂疹

 痂皮性膿痂疹の原因菌は溶連菌の一種であるA群β溶血性連鎖球菌です。痂皮性膿痂疹はアトピー性皮膚炎などに合併することが多く、急速に発症します。季節には余り関係なく、小児より成人に多く見られます。

2020/06/08

水いぼ(伝染性軟属腫)とは?②

水いぼの治療

早期のうちにピンセットで一つ一つ摘み取る外科的摘除が最も確実です。この処置は痛みを伴いますが、当院では痛みを和らげるための外用麻酔薬のシール(ペンレステープ)をお渡ししています。

自然治癒を待つ(放置する)こともありますが、治るまでには数ヶ月~1年ほどかかります。水いぼはそれ自体悪性化することはありませんが、その間、他人への感染の危険性と自家感染による拡大が心配されます。数が少ないうちに受診されることをおすすめします。

まずはご相談下さい

「兄弟にうつるのが心配」「プールに入りたい」「早く治したい」など、保護者の方のお考えやお子様ご本人の反応、生活環境などをうかがいながら治療方針を決めていきます。まずはご相談下さい。

2020/06/01

皮膚やアレルギーのお悩みに当院が全力でサポートいたします。

皮膚の病気は誰でも経験することですが、それだけに放置したり民間薬などですませたりして悪化してしまうことがよくあります。

「皮膚疾患で病院は大袈裟」「こんな症状くらいでかかったら迷惑なんじゃ・・・」と思っている方にも「通って良かった」と思っていただけるよう、私たちは気軽に相談できる街のお医者さんを目指します。

さくら皮膚科スキンケアクリニック。ご予約・お問い合わせは03-3530-3001まで。
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